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157回8月金曜句会投句一覧

 投稿者:珠子  投稿日:2017年 8月14日(月)22時51分48秒
編集済
  お盆休暇・帰省・旅行の方も多いと思うのですが、毎日の雨マーク。
7月の連日のカンカン照りが嘘のようです。
 選句をお願いいたします。

8月21日(月)  選句締切
 ◎1 〇4


1  打水や象のステップ三拍子
2  三つ馬の黒長靴や稲の花
3  信濃路や夜のコスモス揺れ止まず
4  灼くる天湧水街を満たしおり
5  梨剥いて嫁聞き上手四十五
6  マネキンの折り重なりて夏終る
7  じいちゃんの煙管の臭い蝉時雨
8  市民税納め鰻重竹を食ぶ
9  故郷の語りつくして盆の月
10 星の夜の虫の戦い始まりぬ
11 稲光にわかに変わる風のいろ
12 唐辛子悪女の爪の伸び具合
13 棟梁の語りて一服片かげり
14 住み慣れぬ高階暮らし稲びかり
15 氷柱のダリアになって見る人間
16 歴代の遺影の真下大昼寝
17 灼けるだけ灼けて列島祷りの日
18 フォルテシモいつまで続く法師蝉
19 挨拶の張り有る声や今朝の秋
20 迎え火や先ず軍服の父が来る
21 秋暑し線路工事の疎き音
22 躁の顔鬱の顔浮く花火の輪
23 秋立つや古刹めぐりとタブレット
24 知床に朽ちし番小屋雲は秋
 
 

8月句会案内

 投稿者:珠子  投稿日:2017年 8月 1日(火)22時25分51秒
  8月 4日(金)  花林檎俳句会投句締切
        兼題「立秋」
8月 8日(火)  花林檎俳句会
8月11日(金)  金曜句会投句締切
8月19日(土)  麦船橋句会
8月26日(土)  吟行予定
 

156回7月金曜句会選句一覧

 投稿者:珠子  投稿日:2017年 7月26日(水)11時26分23秒
編集済
  鎌ヶ谷は、夜から朝にかけて待望のの雨。もうちょっと降ってほしいところですがいいお湿りとなりました。
今日はエアコンなしで過ごせそうです。
誤記はお知らせください。


1  青葉若葉おーいと呼べば揺るる橋   邦  夫

◎登志子
評:(登志子)深い谷にかかっている吊り橋でしょうか、気持ちの良い句です。


2  北前の古き家並み麻暖簾            雅  子

○邦夫・撫子
評:(撫子)日本海に面した港町、昔の面影を残す町並み、季語の「麻暖簾」が効いた句です。
評:(邦夫)北前船廻船問屋が立ち並んでいた旧北国街道の街並は、今も明治時代に建てられた家屋が多く残っているという。家並みと同様古びた麻暖簾は雰囲気が出ていてよいが、季語をもう少し離して使いたいような気もする。「北前の」という言い方は舌足らずな表現だと思う。


3  ブロンズの手なら掴めて夏の夢     美佐子

評:(珠子)よくも悪くも抽象度が高すぎるのかな。夏の夢だけではイメージしようがないから。


4  曲がり角もう一礼す白日傘         登志子

○邦夫・雅子・撫子
評:(撫子)お客さまを見送る光景ですが、お人柄が見えるような爽やかな後ろ姿です。
評:(雅子)昔の日本、所作の美しい人がいましたよね。今は古き良き日本の懐かしさに詠われるくらいかなあ。
評:(邦夫)何度もお辞儀をして別れた白日傘の人が、角を曲がるときもう一度お辞儀をして行った。頭を下げるたびに日傘も大きく傾くのだ。少し大袈裟とも思える女性の所作が目に浮かぶ。上五から中七への続き方が不自然のようだ。
評:(珠子)ぶつぶつ切れてリズムが悪いのが気になります。「もう一礼の白日傘」とか?


5  西豪雨東空梅雨水に泣く           洋  子

〇青嵐・弥生・和子・登志子
評:(登志子)あちらこちら酷い豪雨です。異状気象怖いですね。
評:(和子)自然の猛威とはいえ、九州もまたすごいことに、日本中平均に雨が欲しいですね。
評:(弥生)本当にそうですね。同じ水でもこんなにも、影響が違うとは。
評:(青嵐)西豪雨でなく東北も大変な状況。TV等で見る限りどちらも同様な被害状況である。


6  ぎごちない親子の会話心太        和  子

◎邦夫・喜和子
〇雅子・雛乃・登志子
評:(喜和子)季語「心太」の組み合わせがいいなと思います。なんだかんだといっても親子は分かり合えることを言っているような気がします。
評:(邦夫)何かわだかまりがあって、なめらかでなく不自然な親子の対話。二人の前に置かれた心太もなかなか減らない。そうした気まずい雰囲気に心太という小道具がぴったりで効果をあげている。
評:(雅子)久しぶりに帰省した息子とテーブルにつき冷やしておいた心太をふるまっている母。少々照れもあって会話が進まない。こんな一こまを感じてしまう。
評:(雛乃) 久し振りに会った父と子でしょうか。
評:(登志子)父親と息子でしょうかね~。


7  気掛かりな出水かつての訪問地     撫  子

〇青嵐・喜和子
評:(喜和子)麦の全国大会で行った「日田」のことかな。
評:(青嵐)この度の九州地区の被害は他人事ならず、友人・仲間の消息が気になり、電話等を入れた次第。幸い何処も問題なかったが、常に思うのだが自然災害に対する対策に打つ手はないのだろうか?
評:(邦夫)かつて麦の大会で訪れた日田がたいへんな水害に見舞われている。「気掛かりな出水」は河川などの水量が急に増すことが心配だ、という。「かつての訪問地」と合わせて緊迫感というか臨場感というか、差し迫った感じが出ていないように思う。


8  梅雨晴間ホース長々横たわる       喜和子

◎雛乃
○邦夫・青嵐・和子
評:(雛乃) 今年も「水不足」の声が聞こえてきます。ホースを伸ばして水撒きですね。
評:(和子)ホース横たわる、本当に毎日の水やりにうんざりで、 ホース巻き取るのも面倒に雨が欲しいです。
評:(青嵐)今年ほど雨の少ない梅雨はなかった。ホースも忙しく出たり入ったり忙しい。
評:(邦夫)雨が降り続けば、草木に灌水しなくてもよさそうなものだが、わが家でも梅雨の晴れ間に胡瓜に水をやっていた。今年は、梅雨に雨が少ないせいもあるのだろう。土に汚れて長々と横たわるホースを格納するのがまた一苦労なのだ。


9  夏椿仰山の莟鳥来たる                 青  嵐

評:(珠子)夏椿は咲いては散り咲いては散り、散っても美しい。そしてまだまだたくさんのつぼみ。気持ちはよくわかりますが、切れてしまうリズムが残念。


10  下りホーム百の風鈴うたた寝す     珠  子

○邦夫・雅子・喜和子・雛乃
評:(雛乃) 「下りホーム」ですから帰宅のための電車を待っているのでしょう。疲れていたからでしょうか、風鈴の音もうたた寝しているように聞こえたのです。
評:(喜和子)とてもムードのある景です。
評:(雅子)せっかく凉を求めて降り立った東北の地、風鈴の音」で歓迎するのが大方の様子です。今日はそよとも吹かずうたた寝状態の風鈴がユーモラスである。
評:(邦夫)私は、まだ見たことはないのだが、駅のホームや待合室に200個近い風鈴が飾られているという複数の記事を読んだことがある。電車を待つ乗客がつい瞼を閉じて転た寝してしまったのか、駅の工事をしている人が物陰で一休みしているのか、読む人に一瞬涼をもたらす句である。


11  水の輪の水の響きや梅雨晴間        弥  生

○美佐子
評:(邦夫)「水の輪の水の響き」はもう少し「説明」が要りそうだ。


12  少年のスタートダッシュ夏穿つ     雛  乃

〇珠子・登志子
評(登志子)陸上競技のスタートダッシュ或いは他の事か迷いましたが少年の一生懸命さに心打たれます。
評:(珠子)半世紀前の東京オリンピックのスタートダッシュのポスターを思い出します。きっちりしたいい句だと思いますが、はまりすぎているのとも言えます。俳句の好みいろいろ。


13  炎昼のきんきんという冷え具合   珠 子

◎弥生・撫子・美佐子
〇洋子
評:(弥生)何がキンキンに冷えているのでしょう。炎昼ならではですね、きんきんが生きるのは。
評:(撫子)シンプルな句ですが、日本語の楽しさ奥深さを再確認させて頂きました。目の付け所の良い句です。


14  湾口へ伸びる航跡雲の峰        邦 夫

◎和子・珠子
〇洋子・弥生・喜和子・美佐子
評:(珠子)自分の悲しみや苦しみをどう詠んだとしても、こういう大きな景には負けてしまします。
評:(和子)うわーー大きな景ですっきりします。
評:(喜和子)雄大さを感じます。
評:(弥生)一枚の絵を見ているようですね。


15  武家屋敷奥の間昼寝したき風     登志子

◎青嵐
〇洋子・弥生・撫子・雛乃・美佐子
評:(青嵐)今更徒然草を持ち出すこともないが。「家の造りは夏を旨とすべし。冬はいかなる所にもすまる。暑き頃,わろき住居は耐えがたきことなり」(第五五段) 兎に角昔から日本の家屋は夏向きになっていた。掲句の武家屋敷もこの様に造られた家屋であろう。そんな屋敷の明け放れた座敷で涼しき風にあったのでしょう。
評:(弥生)武家屋敷なら部屋がいくつも有り、奥のままで風が通り抜けているのですね。さぞ気持ちがいいことでしょう。自分もその所にいる気分になりますね。
評:(邦夫)「昼寝したき風」はこちら側の言葉である。
評:(撫子)暑い中の武家屋敷見学でしょうか。武士もその昔ゴロリと横になっていたかもしれません。
評:(雛乃) この句を頂いて、角館の武家屋敷を思いました。いい風が来るのでしょうね。


16  千の鮭涼しき土間に吊り並ぶ     雅 子

〇喜和子・雛乃
評:(雛乃) 北前船との交易で栄えた湊町・村上の景ですね。私も一度訪れたい地です。ただ、「吊り並ぶ」に違和感を感じます。
評:(喜和子)漁村の土間の広さとたくさんの鮭が吊してある景が浮かんできます。鮭が美味しいだろうな。
評:(邦夫)「吊り並ぶ」の「吊る」は他動詞、「並ぶ」は自動詞。この複合語は変だ。「吊られる」と言わなければ意味が通らない。


17  ラジオから流れる歌謡月涼し     洋 子

〇青嵐
評:(青嵐)眠れぬままに良くNHKの深夜便を聞いて居る事がある。昨夜も前日亡くなった平尾昌晃の追悼番組を聞いた。79歳略同年代になる。彼の歌う唄、彼の作曲した歌を聴いていると遠い昔が思い出されて来た。日劇のロカビリーにも行き、世の変化を目の当たりに感じたのを鮮明に覚えている。
評:(邦夫)「歌謡」はあいまいな言い方である。


18  帰省子のコールド負けの母校かな   和 子

評:(珠子)自分の母校ではなく帰省子の母校であることが17文字には難しいのかもしれません。推敲にもよるでしょうが・・・。


19  丸窓の丸窓らしく濡れて梅雨     美佐子

◎雅子
○邦夫・洋子・和子・珠子
評:(雅子)昔、学生時代に友人が遊郭跡を下宿屋にした所に住んでいました。その部屋の丸窓が艶めいて格子模様が濡れていたりすると雰囲気がありましたよ。丸窓の丸窓らしくにいろいろな想像がふくらみます。
評:(邦夫)寺の書院などにある丸窓から見る庭はこの上なく美しい。経済的に十分な余裕のある人は、家を建てる時に丸窓を設けたいと思うことがあるかもしれないが、実際に取り付けるひとは殆どいない。あれは寺や豪邸、高級料亭などでたまに見て楽しむもののようだ。「丸窓の丸窓らしく濡れて」には、そうした丸窓に対する一種憧れのような眼差しを感じて面白い。
評:(和子)旅の宿でしょうか、大雨でなくしっとり感がいいですね。
評:(珠子)俳句は、目の付け所ですね。


20  過疎となる落人の村立葵       撫 子

〇弥生
評:(弥生)立葵って大きく伸びて赤い色していてもなぜか淋し気なんですよね。私には。過疎、落人の村、あまりにくっつきすぎな感じ。


21  雪渓を歩んだ友よ黄泉に発つ       青 嵐

評:(珠子)こうやって、大切な思いを17文字に詠んでおくこと・私も心掛けたいと思います。甘いと言われても、その時々の思いを日記のように17文字にしておこうと思います。父母の句もどれだけ作ったことか。


22  峰雲や巻き尺伸ばす測量夫      喜和子

評:(邦夫)「測量夫」という言い方があるだろうか。


23  帰省子の親と同じ声を持つ      弥 生

○邦夫・雅子・撫子・珠子
評:(撫子)親子、兄弟、顔はさほど似ていなくても声は驚くほど似ていることがあります。子の成長が驚きであり、頼もしくも感じているのでしょう。
評:(雅子)子供の成長は嬉しくもあり、戸惑いもありですかね。
評:(邦夫)たぶん男の子だろう。家を離れていた少しの間に見違える程背丈も伸び、声も低音の力強いものになっている。そして父親そっくりの声になっているのだ。長女の家の三兄弟もみな父親と同じ声になっていて、近頃では電話に出たものに「誰だ」と訊かなければならない。ぞんざいに訊いて、それが父親だったりして慌てることも一再ではない。中七の字足らずは解消し、「を持つ」は削りたい。たとえば「帰省子のあいさつ親と同じ声」など…。
評:(珠子)誰でもどこかで感じたことがあるコトですが、それを俳句に仕立てるということはなかなかできません。ほかの方の作品となってから「だよね~!」コロンブスの卵・もう使えません。私も自分の録音の声を聞くと、イントネーション、早口、その他もろもろ電話口の妹の声そっくりです。


24  だるまさんころんだ夕焼空になる  雛乃

◎洋子
〇和子・珠子・登志子・美佐子
評:(洋子)今はあまり見かけなくなった景。夕方になっても夢中で遊び母親に「もう家に入りなさい」と言われる声が聞こえそう。
評:(和子)懐かしい、夕方まで遊んでそれぞれにおうちに帰る、明日も天気だ。
評:(珠子)こういう切り取り方・取り合わせ、私は好きです。
評:(登志子)谷内六郎の絵の様です。真っ赤な夕焼けが目に浮かんできます。
 

156回7月金曜句会投句一覧

 投稿者:珠子  投稿日:2017年 7月18日(火)09時38分20秒
編集済
  猛暑。寝苦しくて真夜中に目覚めたときにふらっとすると、あれこのままだと逝っちゃうかもしれないと思う瞬間があって、そう思う自分にビックリします。熱中症は前触れなくやってきて体中の力を抜いてしまいますヨ。
この時期に東京でオリンピックをやると決めた人の気持ちがわかりません!

(さし換えがあります。3・6・18)

7月24日(火) 選句締め切り
 ◎1 〇4

1  青葉若葉おーいと呼べば揺るる橋
2  北前の古き家並み麻暖簾
3 ブロンズの手なら掴めて夏の夢
4  曲がり角もう一礼す白日傘
5  西豪雨東空梅雨水に泣く
6  ぎごちない親子の会話心太
7  気掛かりな出水かつての訪問地
8  梅雨晴間ホース長々横たわる
9  夏椿仰山の莟鳥来たる
10 下りホーム百の風鈴うたた寝す
11 水の輪の水の響きや梅雨晴間
12 少年のスタートダッシュ夏穿つ
13 炎昼のきんきんという冷え具合
14 湾口へ伸びる航跡雲の峰
15 武家屋敷奥の間昼寝したき風
16 千の鮭涼しき土間に吊り並ぶ
17 ラジオから流れる歌謡月涼し
18 帰省子のコールド負けの母校かな
19 丸窓の丸窓らしく濡れて梅雨
20 過疎となる落人の村立葵
21 雪渓を歩んだ友よ黄泉に発つ
22 峰雲や巻き尺伸ばす測量夫
23 帰省子の親と同じ声を持つ
24 だるまさんころんだ夕焼空になる
 

吟行について

 投稿者:こがめ  投稿日:2017年 7月15日(土)08時34分33秒
  7月22日(第四土曜日)

吟行場所  千葉市都市緑化植物園ら

集合場所 JR千葉駅東口(モノレールへ入口が見えます)

集合時刻  10時


8月6日(第一日曜日)の花林檎句会の吟行は休みです。

吟行場所の紹介をお願いします。
 

麦作家賞・新人賞のお祝いについて

 投稿者:珠子  投稿日:2017年 7月 1日(土)20時54分19秒
  八木邦夫さん「麦・作家賞」
星 深雪さん「麦・新人賞」

ダブル受賞となりました。
船橋句会と花林檎俳句会合同でお祝いの会を開きたいと思います。
全員のご都合を合わせることはできませんので、こちらで決めさせていただきました。
できるだけご都合をつけてご参加よろしくお願いいたします。

日時 7月15日(土)12:00~15:00

場所 JR船橋と京成船橋の間 「謝謝」
    (西武デパートから京成船橋に向かう途中。)

句会 投句句会となります。
   7月13日(木)厳守で珠子までメールか葉書で句を送ってください。
   私が一覧に印刷して持参いたします。

   兼題 「八木邦夫」の一字を使った一句
      「星深雪」の一字を使った一句  計2句
      当日、席題はありません。選句だけしていただきます。

   会費 5000円程度

わからないことがありましたら、富美子さんか珠子までお問合せください。

よろしくお願いいたします。
 

7月句会案内

 投稿者:珠子  投稿日:2017年 7月 1日(土)17時59分47秒
編集済
  7月 7日(金) 花林檎俳句会投句締切
          兼題「涼し」

7月11日(火) 花林檎俳句会 15:30~
          時間が変わりましたのでお間違いなく!

7月14日(金) 金曜句会投句締切

7月15日(土) 麦船橋句会
          後日詳しくお知らせいたしますが、花林檎俳句会&麦船橋句会合同で
          作家賞・新人賞のお二人のお祝いをする予定です。(昼)
          できるだけご都合をつけていただけますようお願いいたします。

7月22日(土) 吟行予定 後日連絡
 

155回選句一覧

 投稿者:珠子  投稿日:2017年 6月21日(水)15時50分54秒
編集済
  誤記はご連絡ください。


1  暗殺の小部屋たっぷり夏日射し   雛 乃

◎登志子
〇青嵐
評:(登志子)暗殺の暗いイメージに夏日射しが対照的で明暗がはっきりして良い句だと思いました。
評:(青嵐)京都池田屋の座敷でしょうか?大分前尋ねて行ったのではっきり憶えていないのですが夏日の通る座敷ですか?確か惨殺があったのは二階の部屋でしたね。それとも池田屋ではなく他所ですか?


2  濃墨の古代文字書く水団扇     喜和子

〇洋子・登志子
評:(登志子)水団扇に金魚とか朝顔の絵は見ますが古代文字は珍しいですね。


3 冷や酒を一杯海馬がまた縮む    富美子

◎雅子・洋子
〇和子・弥生
評;(洋子)お酒を飲むと海馬が縮むのでしょうか、「認知症にお酒は駄目です」と医師は言ますが大酒呑みでも脳もしっかり90歳まで元気の人も居ますが!
評:(雅子)本当のお酒好き、わかっていてもやめられない気持ちがあふれ、季語が生きている。
評:(弥生)お酒はあまり飲まないので、そうまでしても飲みたい気持ち分かりませんが…。でもおいしいのでしょう。ほどほどに。


4  かぐや姫居るかも知れぬ今年竹   洋 子

〇雛乃・雅子・富美子・珠子
評:(富美子)メルヘンティックですね。可愛い可愛い赤ちゃんお姫様がにこにこ笑っていそうです。
評:(雅子)こういう素直な句も好きです。
評:(雛乃) 「歌舞伎の俳優祭り」で、なんとも奇天烈な「かぐや姫」を海老蔵・菊之介らが演じていました。余りにもパロディー化され、私は、首をかしげましたが、いつの時代にも愛される物語であるということなのかもしれません。今年の竹にかぐや姫は、きっといます。日本人が、「かぐや姫」の物語を愛し、月を美しいと感じる限り。
評:(珠子)あの「琅玕」は、かぐや姫はいると思わせてくれる佇まいです。


5  白無垢の泰山木の一花あり     雅 子

評:(珠子)季語をどんなに美しく説明しても、それだけでは難しいということでしょう。


6  もくもくと茂みゆく青嶺重なりて  青 嵐

評:(珠子)もくもくと茂って見えるのは近くの樹々だと思うのですが、それが遠くの青嶺と重なるのか、茂るのは青嶺といいたかったのか・・・?


7  四阿を囲む四葩や君の逝く     和 子

〇撫子
評:(撫子)「君の逝く」の意外な展開に惹かれました。


8  千枚田植えてあまねく入日影    邦 夫

〇雛乃・青嵐・弥生・珠子
評:(弥生)美しい風景が見えますね。実物は見たことがないので一度見てみたいものです。
評:(青嵐)千葉大山棚田ですか?私も何度か行きましたが、あの千枚田は日本では唯一珍しい天水田で生物多様性の宝庫と言われて居り里山らしい素晴らしい棚田です。千葉県として大事な景観の一つです。
評:(雛乃) 日本の風景ですね。
評:(珠子)忙しぶって・・・というより、腰が重くて旅に出ない私。明日のことはわからないのだから今出かけるベキなのですが、映像とか言葉だけで感動している私です。千葉の棚田ぐらいはね。どなたかご一緒しませんか。


9  乳含む赤子の汗や通り雨      登志子

○邦夫・雛乃・洋子・撫子
評:(撫子)蒸し暑くなってくる季節感がよく出ています。お母さんも一緒に汗をかいていることでしょう。
評:(雛乃) 読まれている情景は、よくあるような気もします。が、母子の幸せな情景が目に浮かびます。こうした、明確な情景が浮かぶ句が、俳句らしい俳句なのでしょうね。
評:(邦夫)私は、以前〈汗の子の太き息して乳を吸う〉という句を作ったことがある。しかし、これは散文的で詩の匂いがしない。掲句のほうがずっとよいと思う、ただ、下五が何となく歯痒い感じがするのだ。ここをきっちり決めてさらに佳い句に仕立てよう。


10  褐色の車夫の筋肉汗光る      珠 子

◎青嵐
○邦夫・富美子・弥生・登志子
評:(青嵐)私も半世紀前に生き返ってみたい。と言って車夫作業は出来ませんが夏場は殆ど週一には山に入っていた頃があった。びしっと決まった句ですね。
評:結構浅草で人力車に乗りました。初めて乗ったのは女性の車引きでした。申し訳ないような感じでしたが、陸上部でトレーニングになるのだそうです。
評(登志子)外での労働者の肉体美ですね。
評:(邦夫)最近、浅草や古い観光地で人力車を見かけることが多くなった。昔の「俥屋」さんほどは逞しくないが、それでも仕事で鍛えた足腰はとても丈夫そうである。掲句は、車引きの様子をよくとらえていると思うが下五の「汗光る」がいくぶん即き過ぎていて句柄をこぢんまりさせているようだ。季語を離して使ったらどうだろうか。
評:(弥生)最近はイケメンの車夫を置いている所も有るようで、汗も清々しく見えますね。


11  身の丈の少し縮んで茄子の花    撫 子

◎雛乃・和子
〇弥生・洋子・登志子・珠子・美佐子
評:(雛乃) この内容は最近よく目にしますが、「茄子の花」の取り合わせが、巧みです。
評:(弥生)茄子の花は咲いたものすべ実がなるそうですね。身の丈の縮みと関連できませんが、身の丈の縮みは、身をもって感じる年齢でしてある意味共感です。
評:(登志子)下を向いて咲いている茄子の花が何となくあっています。
評:(珠子)茄子の花と身長は全く関係ないのですが、その関係なさになぜか引き付けられました。これぐらいとんだほうが潔くていい句になるような気がします。「親の意見と茄子の花には無駄はない」と言われますが、やはりですね、たっぷりと肥料をやらねばならないのです。水も必要です。親の意見もそれなりのモノがあってこそですね。


12  風鈴や一人ぼっちは我もまた    弥 生

評:(珠子)え・・・? 弥生さんのこととは思えない。所詮こういう気持ちは他人にはわかってもらえないのですヨ。


13  明易しミント微かにホテルマン   美佐子

◎邦夫
〇雅子・和子・珠子
評:(邦夫)早朝、フロントかロビーで対話をしたホテルマンから、微かにミントの香りが漂ってきてなんとなく奥ゆかしく感じたのだろう。私は使ったことがないが、ミントやレモンの香りのするマウス・フレッシュナーというものがあって、身嗜みとして人に会う前や食事の後などに用いるという。「ミント微かに」がいくぶん曖昧な表現ではある。
評:(珠子)季語との関係で、ちょっと飲み込みにくい状況でもありますが、句材を見つける目はフレッシュでなければならない!
評:(雅子)ちょっと洒落たホテルでの朝食、ミントの香りのホテルマンが爽やかさを運ぶ。早起きしたんだろうなあ。


14  走り根も瘤も涼しき盆の松     雅 子

◎富美子・弥生・珠子
○邦夫・登志子・美佐子
評;(弥生)5月に世界盆栽大会がありましたが、近頃は外国の人に人気があるようです。鑑賞の仕方はまず、根のところのようです。走り根と瘤、素晴らしいものは涼しげなのでしょうね。
評:(富美子)盆栽の良さはまだ理解できませんが、(大きくなりたいでしょうにと思ってしまいます)、これだけブームになっているのですから、奥深いものがあるのでしょう。
評:(珠子)毎年、市の文化祭には立派な盆栽が展示されます。その日に合わせて紅葉し・実をつけた盆栽の数々にはため息がでるほどですが、あの盆のような平たい鉢で、両手に載るほどの土で、無理やり育つ何十年ものの樹々をかわいそうにとも思ってしまいます。(毎日毎日優しい声をかけられて育ってはいるのでしょうが)それを「涼しき」と捉えた目がいいなあと思います。
評:(邦夫)上五・中七はうまく言っていると思う。「盆の松」は、盆栽の松ということで、こういう言い方があると思っていたが、盆梅はあっても盆松はないようだ。中国では盆竹もあるようだが。
評:(登志子)走り根があり瘤もある盆栽に涼しさを感じさせるほど立派な松なのでしょう。


15  追伸に家族の誕生雲の峰      洋 子

○邦夫
評:(邦夫)この頃、手紙を書くことがめっきり減った。以前は、何枚も便せんを揉みすてながら、ようやく書き終えた手紙を読み直し、書き忘れたことや添え書きにしたほうがよいと思われることを「追伸」「二伸」「追って」などとして書き加えたものである。
 小さな家族が増えたことを、主文の中に書かず追伸として書くのも一つの心遣いというものだろう。「家族」は、長男、長女などというのもあるし、「家族の誕生」は「父になりぬと」「子が生まれしと」などというのもある。実際に手紙の中に書く表現と十七文字の俳句の中で書く表現が違うことはいうまでもない。


16  薫風や意味の分からぬ走り書き   富美子


17  薫風や靴紐かたく一万歩      喜和子

〇和子・青嵐・洋子
評:(青嵐)最近は頓に足腰が弱ってしまい、掲句など拝見すると羨ましくなります。一応登山靴は磨いて有りますが恐らく履く機会はないであろう。


18  大空を泳ぐ海豚や太宰の忌     雛 乃

◎撫子
〇雅子
評:(撫子)イルカと太宰という取合せが新鮮です。
評:(雅子)空に現れた海豚の明るさ、雄大さ、その姿を連想させる真っ白な雲と季語の取り合わせがいい。


19  下町や金髪のいて神輿揉む     和 子

○邦夫・喜和子・青嵐
評:(青嵐)10年程前になると思うが浅草三社祭に行った折、茶髪であったが勇ましい神輿担ぎの様子を詠んだ覚えがある。
評:(邦夫)一時期、東京の、特に下町ではあちこちで大小の祭りが見られる。そこには多くの外国人も訪れて、一緒に神輿を担いだり、道具や飾り物に並々ならぬ興味関心を示したりする。神輿を揉んでいる群の中に金髪の男女がいても、もはや違和感を感じなくなっている。そして観客も微笑ましいものとして、好感をもって見ているのだ。


20  アヤメ田や白無垢が行く手漕ぎ舟  弥 生

○邦夫・喜和子・富美子
評:十二橋あたりのイベントでしょうか。爽やかな景ですね。
評:(邦夫)五月の下旬から一ヶ月間、水郷潮来あやめ園であやめ祭が開催される。昭和30年代前半まで、水郷では日常の交通手段として「櫓舟」が利用され、嫁入りのときもこの舟に乗って、花嫁は対岸で待つ婿のもとへ行った。現在もあやめ祭の期間中、かつて見られた情緒豊かな嫁入りの様子を前川で本物の花嫁さんが再現する。掲句は、その光景を鮮やかに描いて見せている。細かく言えば、いくつか推敲点がありそうだ。たとえば「アヤメ田や」は「花あやめ」、「が行く」は「乗せて」などである。


21  菖蒲田や写生する人覗く人     撫 子

〇喜和子


22  屋上の庭園梅雨を引き寄せる    登志子

〇雛乃・撫子・美佐子
評:(撫子)今年は雨の少ない梅雨、屋上庭園は水を欲しがっているのでしょう。
評:(雛乃) 最近、都会のビルや大病院の屋上に田圃や庭園を見かけるようになりました。私がお世話になっている病院の屋上にも庭園が造られ、患者はもちろん医者や看護師もそこで安らぎをえていました。庭園が梅雨を引き寄せるという発想が面白い。


23  花柄のアロハ饒舌なジャズピアノ  邦 夫

〇喜和子・和子


24  梅徒長枝どっとはみ出す旧街道   青 嵐

〇美佐子
評:(珠子)梅の徒長枝はどこでも目立ちます。趣のある旧街道でしたらなおさらです。我が家の失敗はアジサイ。ついつい甘い剪定を繰り返したため、背高のっぽのアジサイになって花を見上げる形です。今更低い形にできるのでしょうか?


25  鯉避ける鯉の曲線梅雨に入る    珠 子

◎喜和子・美佐子
〇雅子・撫子
評:(美佐子)大きさに触れていないですが、大きな鯉を想像しました。季語もあっていると思います。惹かれる句です。
評:(雅子)憂鬱な梅雨の季節も鯉の描く模様に癒される。
評:(撫子)混みあっても争うことの無い鯉の様子がよく表現されていると思います。


26  ダウン症を隠さずかぶる登山帽   美佐子

評:(雛乃) この句を読んで、ドキッとしてしまいました。直接的な言葉が使われているからだと思います。盲目の方を読むとき、直接的に「盲目」とは言いません。「白杖」などの物を使ってその方の強さを表現しています。作者は、ダウン症の方の逞しさを読みたかったのでしょうが「ダウン症を隠さず被る」と書かれると、「隠すのがあたりまえなのに、隠さずに」と、とることもできてしまうと思います。
評:(珠子)17文字しかないのですから、こういう句材はとても難しいということでしょう。作者は障がい者の施設に30年ちかく勤めていたのを知っていますので、むろん、応援の目で表現したかったということはわかりますが。
 

花林檎句会吟行について

 投稿者:こがめ  投稿日:2017年 6月18日(日)14時58分55秒
  6月24日(第四土曜日)

吟行場所 大宮盆栽村 大宮盆栽美術館等

次の電車に乗ります

東武野田線(東武アーバンパークライン)

鎌ヶ谷発9:18→柏9:30着(一番前に乗ってください)
             (四番線着)
柏発 9:41→大宮公園 10:45着
(一番線発)

7月2日(第一日曜日)の吟行は計画しません。

7月22日(第四土曜日)
千葉市都市緑化植物園を予定しています。

※ 吟行場所を教えてください。


 

155回6月金曜句会投句一覧

 投稿者:珠子  投稿日:2017年 6月13日(火)10時04分13秒
編集済
  6月金曜句会

選句をお願いいたします。
6月20日(火)選句締め切り
  ◎1 〇4

1  暗殺の小部屋たっぷり夏日射し
2  濃墨の古代文字書く水団扇
3  冷や酒を一杯海馬がまた縮む
4  かぐや姫居るかも知れぬ今年竹
5  白無垢の泰山木の一花あり
6  もくもくと茂みゆく青嶺重なりて
7  四阿を囲む四葩や君の逝く
8  千枚田植えてあまねく入日影
9  乳含む赤子の汗や通り雨
10 褐色の車夫の筋肉汗光る
11 身の丈の少し縮んで茄子の花
12 風鈴や一人ぼっちは我もまた
13 明易しミント微かにホテルマン
14 走り根も瘤も涼しき盆の松
15 追伸に家族の誕生雲の峰
16 薫風や意味の分からぬ走り書き
17 薫風や靴紐かたく一万歩
18 大空を泳ぐ海豚や太宰の忌
19 下町や金髪のいて神輿揉む
20 アヤメ田や白無垢が行く手漕ぎ舟
21 菖蒲田や写生する人覗く人
22 屋上の庭園梅雨を引き寄せる
23 花柄のアロハ饒舌なジャズピアノ
24 梅徒長枝どっとはみ出す旧街道
25 鯉避ける鯉の曲線梅雨に入る
26 ダウン症を隠さずかぶる登山帽


PCを買い換えて戸惑うことは多々ありますが、
今気づいたのが「単語登録」をすべて登録しなおさなければならないということ。
たとえば、
かこか と入力すれば (火)
かこひ と入れれば (雛乃)
と出てくるように登録していましたので。

 

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