teacup. [ 掲示板 ] [ 掲示板作成 ] [ 有料掲示板 ] [ ブログ ]

 投稿者
  題名
  内容 入力補助 youtubeの<IFRAME>タグが利用可能です。(詳細)
    
 URL
[ ケータイで使う ] [ BBSティッカー ] [ 書込み通知 ] [ 検索 ]


158回金曜句会投句一覧

 投稿者:珠子  投稿日:2017年11月16日(木)13時44分12秒
編集済
  突然の休会でご迷惑をおかけいたしました。再開いたしますのでよろしくお願いいたします。
今回は参加者が少ないので選句数を減らします。

 (2句追加しましたが選句数は変えませんのでよろしくお願いいたします。)

◎1 〇3 コメント
11月22日(水) 選句締切

1  秋の日のこぼれる無人野菜売り
2  口遊む校歌廃校の冬日向
3  境内の一樹梃摺る落葉掻
4  切干の煮詰まる匂い雨長し
5  硬直する軒のジーンズ冬に入る
6  団栗や話途切れる叫び声
7  添水鳴るまでの間合いや冬めける
8  落葉降るペンシルビルの谷間にも
9  冬来るメタセコイヤの秀のしじま
10 小春日やロボットに席を指図され
11 国宝の塔に足場や秋の風
12 縄跳びの授業跳べない子が二人
13 咲き誇る山茶花垣の観音堂
14 調教の馬の白息櫨紅葉
15 両の手にほどよき母の漬菜石
16 原発の汚染土壌や冬紅葉
17 黄落期通学路より覚める街
18 冬立てり退院の日を語る兄
19 バス降りて四方を山に大枯野
20 男からふと囁かる冬夕焼
21 小春日や豆売る農婦片笑窪
22 天平の仏眠らせ木の実降る

 
 

花林檎句会吟行

 投稿者:こがめ  投稿日:2017年10月30日(月)18時46分19秒
  吟行日 11月5日(第一日曜日)

吟行場所  アンデルセン公園

集合場所 アンデルセン公園児童館の前

集合時刻 10:00

句会場所(昼食も) 竹林庭(八木が谷)

参加者予定者は奥山まで連絡ください。
 

11月句会案内

 投稿者:珠子  投稿日:2017年10月29日(日)21時07分48秒
  11月 5日(日) 吟行 アンデルセン公園 10:00集合

11月10日(金) 花林檎俳句会投句締切
        兼題「山茶花」

        金曜句会締切  ご迷惑をおかけいたしましたが再開です。

11月14日(火) 花林檎俳句会  二和公民館 15:30~

11月18日(土) 麦・船橋句会  塚田公民館(東武野田線・塚田駅下車)13:00~

11月26日(土) 吟行予定


★句会案内 隅田句会

 毎月第4木曜日 江東区総合区民センター 13:00~
  JR亀戸駅からバス数分 または 都営新宿線(本八幡駅から)西大島下車1分
   世話役 五十里順三さん
   八木さんと私が参加しております。
   ご興味のある方はご連絡ください。


 

10月句会案内

 投稿者:珠子  投稿日:2017年 9月29日(金)12時04分27秒
  1日(日)   吟行  お滝不動尊付近

6日(金)    花林檎俳句会投句締切
                   兼題「月」

10日(火)    花林檎俳句会

          申し訳ありませんが、今月も金曜句会お休みです。

21日(土)    船橋句会

 

花林檎句会吟行について

 投稿者:こがめ  投稿日:2017年 9月23日(土)20時42分16秒
  吟行日   10月1日(第一日曜日)

吟行場所  滝不動 佐久間牧場(コスモスが咲いている?)

集合場所  滝不動の入口

集合時刻  10時

参加される方は奥山まで連絡ください。
 

金曜句会

 投稿者:珠子  投稿日:2017年 9月11日(月)08時30分16秒
   都合により今月の金曜句会はお休みとさせていただきます。
 いただいた句稿はお預かりして、来月披露させていただきます。
 

9月句会案内

 投稿者:珠子  投稿日:2017年 8月31日(木)19時42分22秒
  9月 3日(日) 吟行 アンデルセン公園
9月 8日(金) 花林檎俳句会投句締切
          兼題「蜻蛉」
         金曜句会投句締切
9月12日(火) 花林檎俳句会
9月16日(土) 麦船橋句会
9月23日(土) 吟行予定


「麦っこ」に参加しませんか。
隔週でも月1でも可能です。
 

花林檎句会の吟行

 投稿者:こがめ  投稿日:2017年 8月29日(火)10時26分24秒
  9月3日(第一日曜日)

場所 アンデルセン公園

集合時間 10時

集合場所 アンデルセン童話館前

参加できる方は珠子 喜和子にご連絡ください。

花林檎句会の吟行場所の提案をお願いします。

 

157回8月金曜句会選句一覧

 投稿者:珠子  投稿日:2017年 8月23日(水)20時41分47秒
編集済
  また暑さが戻ってきました。あと一か月の暑さでしょうか。

誤記、抜けなどはお知らせください。



1  打水や象のステップ三拍子             喜和子

◎美佐子
〇雅子・和子・洋子
評:(美佐子)象のステップを見たことはないですが、三拍子のステップありかも..と。水に喜ぶ象が素直に浮かびます。
評:(雅子)長い間見ていませんが子供の頃思い出します。あの大きな象が三拍子でステップを踏んでいる姿は癒されます。打水でほっとするようです。
評:(和子)象にとっても打水は気持ちがいいんでしょうね、ステップ踏んでるように見えたんでしょうね、可愛い。


2  三つ馬の黒長靴や稲の花           美佐子

○邦夫・富美子・珠子
評:(富美子)三つ馬印ってたしかありましたね。田んぼでの作業にかかせません。ごくろうさまです。
評:(邦夫)㈱ミツウマは、大正8年小樽で創業の長靴メーカーである。三馬を並べたロゴマークが農村を中心に永いこと親しまれてきた。燕印の徳用燐寸もそうだが、ロゴマークはその商品だけでなく、その物の登場する様々な生活の様子まで彷彿させる。三つ馬の黒長靴と稲の花からは、穀倉地帯の人々の暮らしの一面が鮮やかに目に浮かぶ。私のイメージに登場するのは、若い農夫ではなく、日焼けした、皺の深い顔の持ち主である。
〇(珠子)この句は古いロゴの面白さで成り立っています。面白さはありますが12文字も使っていいのかなという不安もあります。稲の花にとっては寒い8月でした。稲の花にも語らせたいところですが、二兎を追う者は一兎をも得ず・ですね。


3  信濃路や夜のコスモス揺れ止まず    撫  子

評:(珠子)この句は、吟行での共通体験があると共感を得られる句だと思いました。吟行句をもう一段階アップさせるのは難しいですね。


4  灼くる天湧水街を満たしおり    雅  子

○邦夫・喜和子
評(喜和子)水が綺麗だろうな。街全体が涼しく感じます。でも灼くる天に対して工夫して過ごしている街の景が浮かんできます。いいな。
評:(邦夫)船橋にもいくつかの湧水がある。掲句に詠まれているのは、そうしたスポットとしての湧水ではなく、街中の多くの箇所で湧出し、街中を流れているのだ。そうして、飲料水や生活用水はもちろん、防火用水や消雪用水にまで利用されている。近隣や周辺に山地のあるところでは湧水や地下水を上水道として活用している。「湧水街を満たしおり」はそうした自然の恩恵を讃えるフレーズである。


5  梨剥いて嫁聞き上手四十五         和  子

評:(珠子)なかなかいいお嫁さんではないですか。これが幸せというものですね。下五がね、むずかしいところです。


6  マネキンの折り重なりて夏終る       邦  夫

◎富美子 ・珠子
〇雛乃・美佐子・撫子・洋子
評:夏のセールも終わり、次は初秋の用意のために寝かされているのだろう。マネキンの句は結構多いがこういう観点はおもしろい。
評:(珠子)シンプルですが、華やかなマネキンと「折り重なりて」とのギャップが季節の変わり目を端的に表していると思います。
評:(撫子)水着を着ていたマネキン人形かなと思いましたが、それと限らず夏から秋は急にショウウインドウの変わる時です。「折り重なりて」の表現が季節の終わりを強く感じさせます。
評:(雛乃) 夏の服を脱がされて、山積みされたマネキン。これから、ヘアースタイル・化粧を変え秋服着るのでしょうか?こうした光景は余り目にしませんが、面白い場面を上手く切り取ったと思います。


7  じいちゃんの煙管の臭い蝉時雨      雛 乃

○邦夫 ・富美子・青嵐・和子・弥生・珠子
評:(弥生)昔使っていたおじいちゃんの煙管、大分月日は過ぎているのにいまだ匂いは消えずですか。
評:(青嵐)ある時期祖父母の手で育った。祖父は酒煙草はやらない人であったが祖母はキセルで煙草を嗜む人で、毎晩祖母の胸の中で寝る癖があった自分は掲句の通り、いつまでも祖母の匂いは刻み煙草であった。
評:(富美子)こういうおじいちゃんも今では少なくなりました。
評:(邦夫)生活の中のいろいろな匂いの中には、長い時間が経過した後にも、人の心にいつまでも残って、時折懐かしく思い出されるものがある。私にも、そういう匂いが多くあるが、たとえば、母の生家の土間に入ったときに煤けた梁や竈からくる匂い、母の鏡台の抽斗を開けた時の匂いなどである。じいちゃんの煙管も、長いこと使われていなくても独特の臭いがあり、使っていた人の体臭のように懐かしく感じられる。「臭い」は「匂い」と違って必ずしも快いものではない時に多く使われるが、掲句は、煙草の匂いは嫌いでも、じいちゃんには好感をもって思い出しているのだろう。
評:(珠子)これは、今現在、昔の煙管が出てきてじいちゃんを懐かしいと思っているともとれますし、蝉時雨を聞いて昔のじいちゃんを思い出しているとも取れます。「昔」を俳句にするのは難しいのですが、これは成功していると思います。


8  市民税納め鰻重竹を食ぶ         登志子

〇雅子・弥生
評:(弥生)2回目の土用丑の日に納税。帰りに鰻重まではよかったが今は年金暮らし「竹」にしとこうか。バリバリ働いている時とは違う。市民税納がうまく状況表してますね。
評:(雅子)この方は普段鰻重は松?梅?どちらを召し上がるのかしら。いずれにしても高額な市民税へのいら立ちがなすところでしょうね。


9  故郷の語りつくして盆の月        洋 子

評:(珠子)故郷を語りつくすという気持ちはよくわかりますが、やはり故郷のとこかに焦点を当てた方が、共感できます。「故郷」だけではどこの・なにを・イメージしたらいいかわかりません。


10  星の夜の虫の戦い始まりぬ        弥 生

〇喜和子
評:(喜和子)虫の鳴き声でちょっとにぎやかになる季節。「虫の戦い始まりぬ」の表現がいいなと思います。季節の移り変わりを感じます。


11  稲光にわかに変わる風のいろ      珠 子

◎邦夫・喜和子
〇登志子
評:(喜和子)「にわかに変わる風のいろ」の表現がよいと思います。「風のいろ」を感じるなんてすごいと思います。わたしはただ怖いなと思うだけです。
評:(邦夫)少し遠い雷だろうか。ぴかっと光った後、雷鳴の轟く前にさっと一陣の風が吹いた。その風はそれまで吹いていた生温い風から一変して肌に冷たく感じるのだった。そして、独特の匂いを持ち、さらにこれまでと違う色さえ感じるのだ。「にわかに変わる風のいろ」は、まだ猛暑の続く日々にいて、自然の微かな変化から季節の移り変わりを敏感に感じとっているのだ。「雷」は夏の季語だが、同じ現象に伴う「稲妻」を秋の季語としたのは、稲の結実の時期に多く発生することに由来する。秋に吹く風を、白風、素風、金風、色無き風などというが、それらの季語の本意を考えるとともに、「にわかに変わる風のいろ」をいろいろのイメージとして膨らませ味わってみたい。
評:(登志子)先日の雷には驚かされました。雷鳴が聞こえ始めると確かに風の様子が変わります。風に色がついていたら何色でしょうか。紫のような気がします。


12  唐辛子悪女の爪の伸び具合     雛 乃

〇和子・洋子・弥生
評:(弥生)本当に赤く伸び曲がった唐辛子、まさに悪上の爪ですね。
評:(和子)悪女は爪の伸びが早いのかな?季語の使い方うまいですね。


13  棟梁の語りて一服片かげり        雅 子

〇登志子
評:(登志子)お茶より煙草でしょうね 片陰に涼しい風が吹いているように感じます。


14  住み慣れぬ高階暮らし稲びかり     撫 子

〇和子
評:(和子)常に足が地についていないと落ち着かない暮らし、とても高いマンションは無理。稲光も一段と強く感じるんでしょうか。


15  氷柱のダリアになって見る人間  美佐子

〇雅子・珠子
評:(雅子)氷の中のダリアになって逆転の発想にすると意外にも世界は、人間という生き物はとんでもないんでしょうね。あまりの暑さにこんな句ができたのも面白い。
評:(珠子)俳句としてはやや危う表現であり、推敲が必要かもしれませんが、こういう視点は面白い。「ダリア」がいい。鮮やかな大ぶりのダリアで成功していると思う。これがやわな花だったらダメだし、百合でもだめ。これはデパートに入っている花屋が扱うような、存在感たっぷりのダリアでしょうね。


16  歴代の遺影の真下大昼寝         喜和子

◎弥生
〇雛乃・美佐子・富美子・雅子・青嵐・撫子
評:(弥生)座敷とか仏間にたくさん遺影の有る家がありますね。その真下で大昼寝とはなんと豪快。気持が良いですね。
評:(青嵐)田舎の大広間には写真が沢山飾ってあったが、歴代では無かった。父の留守のわが家は毎年の夏は母方の田舎であり、必ず昼寝は大広間であった。
評:(撫子)幼児が畳の上で大の字に寝ているのでしょうか。ご先祖様がいてこの子の存在がある、ゆっくりとした時間の流れを感じます。
評:(雅子)わかりやすい。真下がきいていてスカッとした句になっている。
評:故郷の実家の座敷の様子でしょう。たくさんのご先祖様に見守れての大昼寝。ご先祖様あっての今。
評:(雛乃) ご先祖様がいらっしゃったから、こうして昼寝もできる。「真下」にどれだけの意味があるのか、私には分かりませんが、、。


17  灼けるだけ灼けて列島祷りの日     珠 子

◎雅子・青嵐・洋子
〇雛乃・美佐子:登志子・喜和子・撫子
評:(洋子)灼けるだけ灼けてのこの夏の暑さに祷りの日(原爆の日)でしょうね取り合わせに引かれます。
評:(青嵐) 8月は日本人にとっては鎮魂の月である。6日・9日の原爆の投下と敗戦日の15日の戦争による犠牲者を追悼する日が三ヶ日も有り、正に祷りの月でもある。
評:(雅子)たくさんの祷りがありました。そして、現在進行形の出来事にも祷りが……。この夏の暑さはもちろんですが、これまでの四季感覚を失いつつある日本列島なのです。リズムも良い。
評:(登志子)沖縄・広島・長崎・終戦記念日 決して忘れてはいけない日です。
評:(雛乃) 今年の8月15日は、雨でした。甲子園での高校野球も中止で、黙祷もありませんでした。でも、広島原爆忌は、暑い暑い日でした。この句は原爆忌を読んだものと取りました。祷りの姿勢は、様々なようですし、若者たちの中には、6日も9日も15日も知らない者も増えているとか。
評:(撫子)灼けるは焼けるに通じます。映像でしか知らないのですが、終戦直後の荒廃した国土を思いました。
評:(喜和子)日本全体が暑かったですね。


18  フォルテシモいつまで続く法師蝉   弥 生

〇洋子
評:(珠子)法師蝉の鳴き方は特にヒステリック。ミンミンはけたたましい。それでも蝉にはもっともっと鳴いてほしいのです。近所の貴重な林がこの夏消えました。スーパーマーケットができるとか。それもヨーカ堂の斜め向かいにですよ!巨木の多い林で、夏の終わりまで鶯が鳴き、時鳥が鳴いてくれ、私の憩いの場でした。(・・・なんと、今、お隣の庭で法師蝉が鳴き始めました。お気に召さなかったようで、数回鳴いてもっと遠くの場所へ。遠くからかすかに聞こえます。)


19  挨拶の張り有る声や今朝の秋      洋 子

〇登志子・青嵐
評:(青嵐)立秋となって、朝涼の散歩は気持ち良く、挨拶も何時もより元気に交わすようになる。
評:(登志子)立秋の声を聞くと残暑厳しいなかにも元気が出るのでしょう。


20  迎え火や先ず軍服の父が来る    富美子

◎雛乃・和子・撫子
〇美佐子・喜和子・弥生・珠子
評:(撫子)戦死したお父様なら一刻も早く家に戻りたいはず。即ちそれは作者の気持ちです。
評:(和子)軍服を着ることが二度とあってはいけない、今の日本があるのはみんなあの人たちのおかげですもの、近隣の国が気になりますが・・・
評:(雛乃) お父様を、戦争で亡くされた方の1句だと思います。何年たっても、忘れられなお父様の姿なのでしょうね。「先ず」の使い方が上手い、と思いました。
評:(喜和子)父が一番ですか。そのあとに誰が来るのかな。きっと慕っている父に一番にきてほしいのですね。わたしの実家ではだれが最初かなと思ってしまいます。
評:(弥生)戦争で亡くされた方にはまた違う思いでしょうね。何となく一歩ずつ近づいているような恐れを感じますね。
評:(珠子)「先ず」という二文字の強さ。効き目。俳句の言葉えらびは本当に大事です。家族に会いたいと思い続けて亡くなられたのでしょう。毎年戻ってきてくれますよ。


21  秋暑し線路工事の疎き音         登志子

評:(珠子)線路工事のほとんどが高架なので、工事音は疎き音として聞こえます。暑い中作業着をきっちりと着て作業をしている工夫を見たら、また別の句になったかもしれません。


22  躁の顔鬱の顔浮く花火の輪        邦 夫

◎登志子
〇富美子
評:(登志子)花火の色の明かりで色々な表情に見えたのでしょうか。おもしろいですね。
評:子供には無いので、手花火ではなくきっと花火大会の会場かなにかだろう。人それぞれ、色々な思いでみているでしょう。


23  秋立つや古刹めぐりとタブレット   和 子

評:(珠子)俳句としては、ちょっとそっけなさ過ぎたかもしれません。どこへ行ってもスマホやタブレット。何でもすぐに教えてくれ、便利さこの上なし。そうじゃないんだよ、大事なのは「知る」ではなくて、まずは「感じる」ことだ、と思いながらも、ついつい使ってしまいます。


24  知床に朽ちし番小屋雲は秋     富美子

○邦夫・雛乃・青嵐・撫子
評:(撫子)北国ではもう秋が来ていることでしょう。「雲は秋」爽やかな季語に惹かれました。
評:(青嵐)この季節、びったりの句、定形にびしっと詠まれ気持ち良く頂きました。
評:(雛乃) バスで昨年訪れた知床で、こうした光景を目にしました。あっと言うまに流れて行った風景でしたが、北海道が舐めてきた辛酸の歴史のほんの一部に触れた思いでした。「秋の雲」に救われる気がします。
評:(邦夫)知床は、ごく古い時代にはサケ、マス、少し時代が下ってタラ、そしてコンブなどが漁業者の収獲の対象であった。番小屋は、漁師が夏の漁の間に泊まりこんだり、作業をしたりする小屋である。掲句は、いつの時代のものかはわからぬが、朽ち果てようとしている番小屋を見て、かつて活気があったであろう知床の幻影をみているのだ。空を見上げると、雲は、夏の入道雲を見慣れた目に、しみじみと季節の移り変わりを感じさせる。あたりに人影の無い浜に寄せては返す波の音や色は、急に寂しくなった秋の海である。残暑が厳しく、まだ夏の最中にいるような気分だが、雲の形や色、海の景色は秋そのもののようである。そうした季節感が「雲は秋」であり、「秋の雲」とは、姿形は一緒でも趣が違う。


 

157回8月金曜句会投句一覧

 投稿者:珠子  投稿日:2017年 8月14日(月)22時51分48秒
編集済
  お盆休暇・帰省・旅行の方も多いと思うのですが、毎日の雨マーク。
7月の連日のカンカン照りが嘘のようです。
 選句をお願いいたします。

8月21日(月)  選句締切
 ◎1 〇4


1  打水や象のステップ三拍子
2  三つ馬の黒長靴や稲の花
3  信濃路や夜のコスモス揺れ止まず
4  灼くる天湧水街を満たしおり
5  梨剥いて嫁聞き上手四十五
6  マネキンの折り重なりて夏終る
7  じいちゃんの煙管の臭い蝉時雨
8  市民税納め鰻重竹を食ぶ
9  故郷の語りつくして盆の月
10 星の夜の虫の戦い始まりぬ
11 稲光にわかに変わる風のいろ
12 唐辛子悪女の爪の伸び具合
13 棟梁の語りて一服片かげり
14 住み慣れぬ高階暮らし稲びかり
15 氷柱のダリアになって見る人間
16 歴代の遺影の真下大昼寝
17 灼けるだけ灼けて列島祷りの日
18 フォルテシモいつまで続く法師蝉
19 挨拶の張り有る声や今朝の秋
20 迎え火や先ず軍服の父が来る
21 秋暑し線路工事の疎き音
22 躁の顔鬱の顔浮く花火の輪
23 秋立つや古刹めぐりとタブレット
24 知床に朽ちし番小屋雲は秋
 

レンタル掲示板
/55